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松浦弥太郎さんの『今日もていねいに』から学ぶ「人との付き合い方」【書評】

僕には尊敬している人物がいます。

それは雑誌『暮らしの手帖』の元編集長である松浦弥太郎さんです。

松浦さんは『暮らしの手帖』編集長の他にも、COWBOOKSという書店を経営されていたり、DEAN&DELUCAとコラボしてグラノーラを販売したり、「くらしのきほん」というWebメディアを運営されていたりと

精力的に「暮らし」にかかわった仕事をされている方です。

そんな松浦さんの1冊の著書が

僕の人生の教科書となっています。

それが『今日もていねいに。』です。

今回紹介する本

著者紹介

松浦弥太郎

高校を中退し単身ニューヨークへ。帰国後、古本の販売などを行い、中目黒に古書店「COW BOOKS」を立ち上げる。2006年から『暮らしの手帖』の編集長となる。その傍ら、エッセイや翻訳などの文筆業も多数手がけている。

この本が好きな理由を簡単にまとめると

・松浦弥太郎さんのやさしい言葉選びがすっと胸に入ってくるから。

・普段何気なく生活していると忘れがちなことに気付かせてくれるから。

・一つずつ真似してみると、日々が少しずつ豊かになったから。

第2章「とびきりのランチ」から学ぶ人との付き合い方

第2章には主に「人との付き合い方」についてのコツが書かれています。

その中でも特に僕が普段から大切にしていることはこんな感じです。

・たかだか百歩

・噂話に深呼吸

・一人という贅沢

・凛とした誠実

たかだか百歩

「百歩譲って…」という言葉があります。

松浦さんはたかだか百歩なら、いつでも譲るというルールにしているそうです。

僕もこれは普段から意識していて、

あれこれ意見を言ってくる人に対しては

いつでも譲ります。

そして、譲った後に

「なんで自分の意見が言えなかったんだ…」

と落ち込むのです。

でも、松浦さんは違います。

相手の意見をまず聞き、「お先にどうぞ」と譲ってから、自分にあったペースで、のんびり自分の道を歩くこともできるのです。
人と戦わないからこそ、負けないというのは真実です。

なるほど。

譲った後の考え方でこんなにも違ってくるのかと目からウロコでした。

ひとりくん
ひとりくん

誰とも戦わず、自分のペースでゆっくりいこ~。


うわさ話には深呼吸

松浦さんほどの方でも、『暮らしの手帖』編集長になった当初は「今までの暮らしの手帖を返してください」と何度も抗議の手紙を受け取ったことがあるそうです。

どんな人でも悩みや心のざわつきはあるのだと思います。

そんな時は深呼吸

これは、メンタルを整える方法として

よく言われていることなので、

自分もよく知っていたのですが、

そういったストレスに対する

松浦さんの考え方が大変参考になりました。

自分が矢面に立って何かするなら、賛否両論あって当然です。
むしろ向かい風が強いほど、前に進んでいるように思えます。
ひとりくん
ひとりくん

向かい風も悪くないのかもしれない。


一人という贅沢

松浦さんは仕事でも

必ず「ひとりの時間」をつくるそうです。

そのためには、

相手にも「ひとりの時間」を作ってあげることが大切と松浦さんは言います。

この「ひとりの時間」が、

家族や仕事の仲間との

真剣なかかわりにつながってきます。

ひとりの時間がなくては編集長にも父親にも何者にもなれない、僕はそんな風に感じています。
ひとりくん
ひとりくん

ひとりでいると、誰かと話したくなるもんね~。


凛とした誠実

人から相談に乗ってほしいといわれたとき、

あなたはどうしますか?

僕は喜んで相談に乗ると思います。

しかし、松浦さんは違います。

「自分はその人の面倒を一生見ていくことができるのか?」という基準があるそうです。

相談にはそれくらいの覚悟で答えたいというのです。

誰にでもいつもやさしくするのは、逆にやさしくないということもあります。

この一文にハッと気づかされました。

なんでも相談に乗るという姿勢は、

なんだか相談してきた人を軽く扱っているようにも思えてきました。

相談してきた相手のことを

とことんまで考える。

それが松浦さんなりの「凛とした誠実」

なんだと思います。

ひとりくん
ひとりくん

僕も自分なりの「凛とした誠実」を持ちたいな。


朝の時間のすごし方についても書きました。

よかったらどうぞ。

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