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『年収90万円でハッピーライフ/大原扁里』は”本当の幸せ”を教えてくれる【書評】

どうも。ひとりくん(@hitori_kun_blog)です。

仕事を休んでいて、お金のことが不安…

お金はないけどハッピーになんて生きれるの?

そもそも本当の幸せって何だろう…?

休職中の僕はよくこんな風に考えていました。

今回はそんな時に僕の気持ちを軽くしてくれた本に出会ったので、紹介したいと思います。

今回は大原扁里さんの著書『年収90万円で東京ハッピーライフ』を紹介します。

ひとりくん
ひとりくん

大原さんの人柄があふれていて、考え方を押し付けるわけでもなく、ゆるっとした語り口でとても読みやすい本でした。

“普通”ってなんだ?

大人になったら社会に出て週5(もしくはそれ以上)働くのが普通。

そんなの当たり前のように思っていました。

この本で「ホントにそれって普通?」って言われるまでは。

人それぞれで環境もライフスタイルも必要なお金も違うんだから、働き方だって様々でいいじゃん。

そうですよね。週2回働くだけで幸せな生き方ができる人もきっとたくさんいると思います。

本書を読んで、今休んでいる自分も、どんな働き方・生き方をしてもいいんだと思えるようになりました。

ひとりくん
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休んでる自分もそれでいいじゃんって思えました。

「衣・食・住」について

では、年収90万円で東京ハッピーライフを体現している大原さんがどんなライフスタイルを送っているのか。

ここにはお金がなくてもハッピーに暮らせるヒントがたくさん詰まっていました。

「食」へのこだわり

大原さんの食事は基本「粗食」です。

ごはん・おみおつけ・つけものといったシンプルな玄米菜食です。

粗食を取り入れることでイライラすることが無くなったといいます。

僕がいいなと感じたのは玄米菜食が自分に合っているなと思って取り入れているということ。

そして、時には外食したり、肉を食べたりしているというゆるっとしたルール感がいいなと思います。

節約のために無理してやってるとかだと、ハッピーにはなれないと思います。

大原さんも何度も書いていますが、本書は決して「この方法がいい」ということを教えてくれる本ではないのです。そこがとてもよかったポイントでもあります。

もう一つ、大原さんの1週間の献立に度々登場する「スコーン」。

スコーンを作るためだけに、刷毛やふるいも持っているそう。

大原さんはそういった「愛すべきムダ」を暮らしに少し取り入れるのがとてもいいなと感じました。

自分に合ったものを自分で選び取っていくということがハッピーライフにつながる一つの要因

「衣」は自分のライフスタイルにあったものを選ぶ

自分のライフスタイルに合ったファッションをする。

大原さんは基本白T+ジーパンというスタイル。

そこにおしゃれしたいときのために2万円程するシャツを持っているそう。

ここでも「愛すべきムダ」というか、ちょっとした豊かさをプラスすることで暮らしを豊かにしているなと感じました。

ひとりくん
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この他にもたくさんの暮らし方のヒントが載っています。

ハッピーに生きる考え方

ハッピーに生きるには考え方が重要です。

年収90万円だったら

「お金」のことが心配…

病気になったらどうしよう…

将来どう生きていくんだろう…?

と僕は思っていました。

しかし、本書を読んで

「もしかしたら、なんとかなるかも!」

に考え方が変わりました。

お金は友だち

働かないで生きる上で最大の不安は「お金」ではないでしょうか。

大原さんは「お金は友だち」と言っています。

だから、友だちであるお金を使うときは、大切に使う。

少ない手持ちの中で、ひとりでも多くの人を喜ばせられる使い方をしているそうです。

すると、不思議とピンチって時に仕事を頼まれたりするんだそうです。

こんな風に手持ちが少なくてもお金をハッピーに使えるっていいなと思いました。

ひとりくん
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年金や税金の話も掲載されています。

心身のチューニング

大原さんは「社会から距離を置いたとしても、心身のチューニングは必要」と言います。

僕も休職していていても、なんだか体調が良くない日があったりするので、

この言葉にはとても共感しました。

「休んでいて時間があるんだから、何かしなきゃ」

と考えがちだった僕ですが、

これは損得勘定で生きていて、

休んでいるとは言えないかもしれない

ということに気付かせてもらいました。

「何もしたくない日」だってあっていいんです。

そんな時はできるだけ情報の少ないところでぼ~っとすれば少しずつ気持ちが変わってきます。

お金をかけない趣味とは

大原さんがいきついた趣味が「散歩と読書」です。

これは自分にも当てはまることだなと感じました。

休職してから、「散歩して、読書していれば、なんかいい日。」ということに気付きました。

別にお金をかけて高級なものを買わなくとも、

幸せは実はすぐそばにあって、

大事なのはそれに気付ける”心の余裕”なのかもしれません。

将来や死生観について

将来について不安を抱くことが度々ありますが、

大原さんの「将来のことを考えると、結局今を大切に生きることにつながる」という言葉に共感しました。

将来というのは”今”の連続です。なので、今を大切に生き切ることが大切なんだと改めて感じさせてもらいました。大原さんはそのうえで病気になったりしちゃったら、それはそれでいいかなと考えているそうです。

なんつーか、わたしは自分みたいな人間が生きているだけでちょっと笑えるっていうか、隠居しちゃっても笑えるし、本が出ちゃっても笑えるし、このまま死んじゃってもなんか面白い

『年収90万円で東京ハッピーライフ』/大原扁里より

素晴らしい「諦めの境地」です。僕もここまで諦めきれるようになりたい。

まとめ「自分で選ぶことこそ幸せにつながる」

最後にこの本で僕が一番好きな言葉を紹介します。

できないかもしれないことには興味がなくて、

今までやってきたことにフォーカスしたほうが健康的だと思うんです。

『年収90万円で東京ハッピーライフ』/大原扁里より

この考え方は僕にとっては新しい考え方でした。

「未来や過去ではなく、”今”この瞬間に集中する」

というのがよく言われることですが、

これがなかなか難しいときもあります。

そんなとき、この考え方のように

「今までやってこれたこと」にフォーカスしてみることも案外いいかもしれません。


もう一点、本書で僕が感じた幸せに生きるポイントがあります。

それは、

「自分に合ったものを、自分で選び取っていくということ」  です。

大原さんは隠居というライフスタイルを

自分に合っているからということで選んでいます。

さて、本書で自分の中にある”普通”を一回ぶっ壊して、

「あなたらしいライフスタイル」を考えてみませんか?

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