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母の誕生日。

誕生日だった母に誕生日プレゼントを渡しに実家に帰った。
実家と言っても車で20分もすれば着くところにいるので、ちょこちょこ帰っているのだが。

僕の母親は、昔からよく笑う人だ。いつも一人で間の抜けたことを言っては、息子たち(僕含めた兄弟)にツッコまれて、それでもまた同じようなことを繰り返してまたツッコまれている。でも、そんなやりとりが懐かしくもあり、なんだか「実家に帰ってきた感」があって、安心するというのも心のどっかにはある。

今年のプレゼントは

ガジュマルの鉢植えにした。

ガジュマルの鉢植えをプレゼントにした。
花言葉は「健康」。特に母にはそういったことは伝えてこなかったが、実は「健康」に長生きしてくれよって気持ちを込めた。父が2022年の末に緊急入院し、母は最近父の体調管理を頑張っている。それは、知ってる。でも、いざ面と向かうと、母もいつものように間の抜けたことを繰り返し、僕はそれにツッコんでいるだけ。なかなかなんて声をかければいいのかわからなくて、いつも「顔見せれたし、まあそれでいっか。」と自分を納得させて帰っている。ここにこんな風に書いているだけでも、気恥ずかしいのでこの辺でもう終わりにしておく。

ケーキが食べられない父

誕生日のお祝いということで、ちょっとしたケーキをみんなで食べた。
だけど、父だけはカステラだった。ショートケーキが昔から好きで誰の誕生日でもいつもショートケーキを食べていた父。理由を聞くと、年末の入院で膵臓か胆嚢に石ができていることがわかったらしく、脂質の高いものは食べてはいけなくなったそう。父ももう病気で食事制限がかかったりする年になってしまったんだなあとなんだか切なくなってしまった。当たり前にできていたことも時がたつにつれて、当たり前ではなくなっていくんだよなあ、なんて思った帰り道だった。

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